中間テストが返却されました。

私は、それはもう素晴らしい点数でした。









ビー チャムトゥ ハエルタ












にとってこれが素晴らしい点数なんか?」

「こんな点数初めて見たぜ。ある意味素晴らしいな。」

「跡部くん、さようなら。」

「俺に指図するな。」

「指図じゃないもん。命令だもん。」



第●次(二桁)俺様戦争勃発。




いえ、冗談です。

そんなことやってたらいつか跡部に犯される(爆)。






「侑士は何でそんなに頭いいのさっ!!」

「これくらい普通やろ。」


…さらっと言ったね。

貴方は97点が普通なんですか?

普通じゃないでしょ、侑士くんvv



「侑士、喧嘩なら買うよ?」

「売ったつもりはないんやけどな。あ、そや。勉強会やらへん?」









は?








勉強会?









「いやか?」

「…いえ、お願いします。」


この点数だし、侑士から誘われたの(勉強会だけど)久しぶりだし…!

断わったら次いつ2人きりになれるか(泣)


















というわけで侑士の部屋。

私がベッド側に座り、テーブルを挟んで侑士が座った。

テーブルの上には英語の参考書。

何が書いてあるのか、ワカリマセン。


「で、何がわからんの?」

「全部。」

「…makeの過去分詞言ってみ。」

「過去分詞って何?」

「…基礎の基礎からやな…。」



侑士が棚から1年のときの教科書を持ってきた。

パラパラと適当なページを捲る。


「ここから、ここまで。全部和訳しとき。直訳はナシや。」

「え〜!何この量?!ありえないよ!!」

「文句あるん?」

「イエ。アリマセン。」


すっかり勉強モードに入った。




侑士だけ!





やっぱり好きな人の部屋って興味持つじゃん?

見落とすわけにはいかないのよ。







でも、侑士がキラリと光る眼鏡の奥からジッと見てるのでもう集中します(泣)









「あれ?眼鏡使うくらい悪うなっとったか?」

「んや、家で勉強するときだけ。何、知的に見えたりする?」

にっこり笑顔で聞いた。

「まぁ人並みには見えるで?」

にっこり、笑顔で返された…!

くそぅ…格好いいぜ…vv















勉強にも飽きてきました。

頬杖をついて、じーっと侑士を見ます。

でも侑士は気づいていない。





あ、やっと気づいた。

「なんや、俺の顔に何かついとるんか?」

「んや、全然。


 ……ねぇ、眼鏡ってキスするとき邪魔になるかな?」

「さぁ?両方がかけとるからなー。…何なら試してみるか?」





テーブルを挟んだ距離は、侑士が瞬く間に縮めた。

侑士の手が私の顔を救い上げる。



「ゆ、ゆうしっ?!」


今更顔が赤くなっていくのがわかる。


「怖いん?」


クックと声を上げながら笑っている。


「怖くない!…けど何か…。」


そんな事いつまでも言ってると、笑いが止まって、顔が近づいてきた。


優しく唇に触れる。


1回少し離れるとお互い、目を見た。


「怖く、ないやろ?」


ゆっくりと頷く。


少しずつ目を伏せて、もう1回キスをした。





















++++アトガキ。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
風羅さんへの捧げ物。前サイトの1900hitリクです。
タイトルはモンゴル語で、「愛してる」です。
モンゴル全然関係ないんですが、たまたま知ってたんで使用(笑)
っつか最近書く小説、全部キスして終ってるような気が……!!
1900hitありがとうございました!!
                  南結笑