拝啓  王子様☆



お元気ですか?

私はもちろん元気です!

この前貴方を見かけました。

まだあの人と別れないんですか?


P.S  私はずっと待ってます☆



















「ねぇねぇ先輩。」



白い天井、硬いベット。

保健室。

人の気配は私達の他になく、隣には貴方の顔。




「まだ別れないの?」

「別れるつりねーけど?」



また言ってる、といった風な目をして笑う。

これを聞いたのはもう何度目だろうか。




「じゃあさ、私は何?」

「お気に入り1号。」



即答されて悲しみつつも、“1番”に嬉しがってる。

変なポジション。
















三上亮と出逢ったのは約半年前。

委員で保健室にいた所をスカウト☆(違)

もともといた「お気に入り」の方々を抜かしに抜かして堂々1位。

何人もいるみたいだけど、本命さんは気づいていないらしい。




そんなんだから「お気に入り」が増えるんだ。
















悔しくても抜かせない。



立つ場所が違う。




















「先輩が別れないなら、もう“お気に入り”やめよっかな。」

「いいけど?別に。」







今までだって、いつだってそう。

私がそう言うと、

貴方はこう返す。










「でもやめられんのか?」











私が










「その指輪。」












やめられないのを












「外せもしねーのに。」

















知っているから























先輩に貰った小さな指輪。


私の薬指にピッタリで。


それをまだ外せずにいる。


























拝啓  王子様☆


私はもう離れられません。

貴方が私をこうしたんだよ?

全て、貴方の責任なんだから。





















++++アトガキ。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
…名前変換入れるの忘れました…。ゴメンナサイ。
えーっと、ストーカーチックなのが書きたかったんです。(ぇ)
お手紙(?)っぽいところはもろストーカー。
折角のキリリクがこんなんなってて申し訳ありません…。
5000hitありがとうございました!!
               南結笑